Press Release Partnership

〜 生成AI導入の懸念を低減 〜
秘密分散(AONT)技術とRAGを融合した
次世代セキュアAI基盤の特許を出願

イージス・アプリケーション、ZenmuTech、Technica AIの3社で「秘密分散×RAG」ソリューションを共同開発

イージス・アプリケーション株式会社(代表取締役社長:小林 康憲)、株式会社ZenmuTech(代表取締役CEO:阿部 泰久)、株式会社Technica AI(代表取締役:栗花落 慧樹)の3社は、機密情報を単独では意味を持たず復元できない分散片に変換して分散保管し、安全なAI活用を可能にする「秘密分散×RAG(検索拡張生成)ソリューション」を共同開発しました。本共同開発において、ZenmuTechは秘密分散エンジン「ZENMU Engine」によるデータ無意味化・分散管理技術を提供し、Technica AIはRAGおよびAI活用基盤の設計・実装を担当します。イージス・アプリケーションは、顧客課題の整理、導入支援、セキュアAI活用に向けた事業推進を担います。

本記事は2026年5月11日に株式会社ZenmuTechがPR TIMESで配信した3社共同のプレスリリースの内容を掲載しています。

また、本技術については、2026年3月12日に特許出願(特願2026-39556)を完了しております。

本ソリューションは、防衛、官公庁、金融、医療、製造業など、極めて高いセキュリティ水準を求めるお客様向けに安全に生成AIを活用するための基盤技術として提供を目指します。

■ 背景:従来のRAGにおけるデータ管理の課題

生成AIの社内業務活用において、文書を検索・参照して回答を生成するRAG(検索拡張生成)の導入が進んでいます。しかし、従来のRAGシステム構成では次のようなリスクが懸念され、AI活用の障壁となっていました。

  1. データ漏洩リスク
    社内に蓄積されて来た重要な情報資産が検索用データベース(ベクターDB)に格納されるため、サイバー攻撃による盗難リスクが高い。
  2. 鍵のリスク
    従来の暗号化技術では、暗号鍵の厳重な管理が必要であり、鍵自体の流出が全データの流出に直結する。
  3. 内部不正のリスク
    システム管理者などの権限を持つ者が、保管されているデータを閲覧できてしまう。

■ 特許出願中の本技術が実現する「3つのデータ保護機能」

本技術は、ZenmuTechの秘密分散エンジン「ZENMU Engine」とTechnica AIのRAG技術を統合したものです。秘密分散技術は、データを「暗号化」するのではなく、「意味のない分散片に変換(無意味化)し、物理的に異なる場所に分散保管する」という手法です。

  1. ストレージへの「無意味化」および分散保管
    元のデータは秘密分散技術により、複数の「シェア(分散片)」に分割されます。各シェアは物理的に離れたサーバへ保存されるため、単一のサーバからデータが盗まれても、単独のシェアから元の情報を復元することはできません。
  2. 処理時のみの「オンメモリ復元」と即時消去
    AIが回答を生成する際に必要なデータの分散片から、メモリ上(一時領域)で復元し、処理完了後は即座にメモリから消去されます。したがって、システム内に情報の痕跡を残しません。
  3. 利用履歴(プロンプト・回答)の保護
    AIへの質問内容や生成された回答及びその根拠データも一貫して秘密分散化して保存します。これにより、過去の利用履歴から機密情報が漏えいするリスクを低減します。

■ 本技術の優位性:ナレッジ・セキュリティの確立

本技術により、企業・組織の重要な知的財産(ナレッジ)を守りながらAIを活用する「ナレッジ・セキュリティ」を実現します。

  1. 鍵管理からの解放
    物理的な分散により、鍵の盗難リスクという従来の暗号化の弱点を克服しました。
  2. 耐改ざん性の向上
    分散されたシェアの一部でも改ざんされるとデータの復元ができなくなるため、データポイズニング攻撃に対しても自己防衛機能を持ちます。
  3. 管理者による閲覧の防止
    管理者権限であっても、分散された一部のデータだけでは中身を閲覧できないため、内部不正を防止します。

■ 今後の展望

2026年4月より、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)において、本システムの安全性評価を開始しております。今後は権利化に向けた手続き、プロトタイプの公開、および先行導入ユーザーとの実証実験を通じ、社会実装に向けた段階的な開発を進めてまいります。

【特許出願情報】

出願日2026年3月12日
出願番号特願2026-39556
発明の名称情報処理サーバ、情報処理システムおよび検索拡張生成方法

■ 会社概要

イージス・アプリケーション株式会社

イージス・アプリケーションは、お客様のAI導入に関するあらゆる相談・問い合わせの窓口として、現場課題のヒアリング・コンサルティングを起点に、お客様環境に最適化した実用化へ向けたご提案・検証・各種支援を行うスペシャリストです。外資系企業での国内ビジネス開拓実績・国機関向けプロジェクト技術経験者を擁し、国内パートナー・ISV・情報システム子会社と緊密に連携することで、幅広い業界・業種においてデータセキュリティを強靭に守りながらAI活用を安全に推進します。

名称イージス・アプリケーション株式会社
所在地千葉県流山市西深井723-21
代表者代表取締役社長 小林 康憲
URLhttps://aegis-application.com/

株式会社ZenmuTech

ZenmuTech は、自社開発の秘密分散技術をソフトウェア開発キット(SDK)として提供する 「ZENMU Engine」 や PC からの情報漏洩を防ぐ 「ZENMU Virtual Drive」をはじめとする自社製品を開発・販売しています。また、データを秘匿したまま計算処理可能な秘密計算データベースプラットフォーム「Query Ahead®」を提供しています。

名称株式会社 ZenmuTech
所在地東京都中央区新川 2-22-1 いちご新川ビル 5 階
代表者代表取締役社長 CEO 阿部 泰久
証券コード338A
URLhttps://www.zenmutech.com

株式会社Technica AI

データサイエンスおよびAI分野における深い知見と専門性を持つテクノロジーパイオニアとして、Technica AIは、企業が直面する最も複雑な技術的課題を克服し、事業成長を実現することを支援しています。高精度AIプラットホーム「AIKNOW」を提供し、AIエンジンとユーザー体験の統合を担当します。

名称株式会社 Technica AI
所在地東京都千代田区神田司町2-13 神田第4アメレックスビル 3F
代表者代表取締役 栗花落 慧樹
URLhttps://technica.ai/

■ 本件に関するお問い合わせ先

イージス・アプリケーション株式会社

担当:樋口

E-mail:AEGIS_Application@aegis-application.com

URL:https://aegis-application.com/

本リリースはPR TIMES(株式会社ZenmuTech)で配信しています。

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