株式会社テクニカ(本社:東京都千代田区、代表取締役:栗花落 慧樹)は、ナレッジプラットフォーム「AIKNOW(アイノウ)」のバージョン2.0をリリースしました。AIKNOW 2.0では、多くの企業が導入してきたRAGをさらに進化させた「エージェント型RAG」を採用し、企業の業務においてより柔軟かつ高精度な対応を実現しています。
本記事は2025年6月30日にPR TIMESで配信したプレスリリースの内容を掲載しています。配信時の社名は旧商号「株式会社テクニカ」です。製品の最新の機能については、各製品ページをご覧ください。
本リリースにあわせて、生成AIの最新動向やAIKNOW 2.0の特長をご紹介する無料Webセミナーも開催予定です。ぜひご参加ください。
【従来のRAGの限界】
従来のRAG(Retrieval-Augmented Generation)は、「検索(Retrieval)」と「生成(Generator)」の2つの仕組みを組み合わせて、ユーザーの質問に回答します。Retrievalでユーザーの質問内容をもとに膨大なデータベースから関連情報や文書を検索し、Generator(大規模言語モデル)がその情報と質問内容を組み合わせて自然で分かりやすい回答を生成します。こうした仕組みにより、企業が蓄積してきた独自の非公開情報と、LLMが学習した一般知識を組み合わせて活用できるため、業務効率化や品質向上、ナレッジの再利用に大きく貢献してきました。
しかし、従来のRAGには以下のような課題が指摘されています。
- 「検索が浅く、文脈や多段推論、複雑な因果関係の理解が不十分」
- 適合度や論理構造を十分に考慮できず、ノイズや冗長な情報が多く、一貫性や正確性に課題が残ること
- クエリの曖昧さや業務特有の意図を十分に理解できず、最適な情報提示が難しいこと
こうした限界を克服するため、AIKNOWではナレッジグラフを活用したグラフ検索とベクトル検索を組み合わせたハイブリッド検索を導入しています。また、検索結果とクエリの関係性を考慮した再ランキングなど、さまざまな先進技術の活用により、より高精度な情報提供を実現しています。
【エージェント型RAGの特徴】
AIKNOW 2.0では、さらなる機能強化のためにエージェント型RAGを採用しました。Agentic RAGは、従来のRAGを進化させた次世代型の仕組みであり、エージェントによる思考や分岐、マルチステップ推論といった高度な機能を実装しています。
1. マルチステップ推論・行動
単なる「1回の検索→生成」ではなく、必要に応じて複数回の検索や思考を繰り返します。また、状況に応じたフロー分岐や外部API、計算ツールなどの活用も可能です。
2. 意図理解と柔軟な計画立案
エージェントが「何がわからないか」「どこまで調べるべきか」を自己判断しながら探索・推論を進め、検索結果を踏まえて段階的に情報を精査・構造化しながら回答を組み立てます。
3. ナレッジグラフやワークフローとの連携
必要に応じてナレッジグラフなどの構造化データと連携し、論理的な関係性や因果関係も扱うことができます。これにより、一問一答型から多段階型推論(multi-hop-Reasoning)へのシフトが可能です。
4. 改善のための自己フィードバック
一度得た回答に対して、「この答えは十分か?」のセルフチェックや追加調査を自動で実施できます。
【今後の展望】
エージェント型RAGを企業に導入することで、次のようなメリットが期待できます。
1. 複雑な問い合わせや業務への柔軟な対応
マルチステップ推論やフロー分岐によって、従来は難しかった複雑な質問や例外的なケースにも、柔軟かつ的確に対応できます。
2. 業務効率とナレッジ活用の最大化
「エージェントが自動で情報の選別や再検索を行い」、必要な情報を精査・構造化することで、担当者の負担を大幅に軽減し、業務効率が大きく向上します。
3. 一貫性・正確性・品質の向上
ナレッジグラフや自己フィードバック機能により、論理的な一貫性と高い正確性を備えた回答が可能となり、顧客対応や社内サポートの品質向上に貢献します。
テクニカは「AIKNOW 2.0」を通じて、企業の保有する情報資産を最大限に活用し、現場業務の効率化と持続的な業務改革を実現します。今後も生成AIの可能性を引き出し、実用性の高いソリューションを提供することで、顧客の競争力強化とよりスマートな業務環境の構築に貢献してまいります。
【無料ウェビナー開催のお知らせ】
開催終了エージェント型RAGの全貌をより深くご理解いただくため、以下の通り無料ウェビナーを開催いたします。
◆タイトル:次世代RAGの到来:エージェント型RAGが切り拓く業務変革の最前線
― 自律的に検索戦略を策定し、多様なデータを統合して迅速な意思決定を支援 ―
◆開催日時:2025年7月24日(木)12:00〜13:00
◆開催形式:オンライン(Zoom)
◆参加費:無料(事前登録制)
◆お申込みはhttps://technica.ai/ja/event/webinar1/
◆こんな方におすすめ:
- 膨大な企業ナレッジを保有しているが、活用しきれていないと感じている方
- 属人化した業務知識の共有に課題を感じている方
- 非定型業務の効率化を模索している方
- 導入済みのRAG/チャットボットで成果が出ていない方
- PoC止まりのAI導入を脱却し、実務活用・収益化を進めたい方
◆登壇者:
スピーカー:
栗花落 慧樹(株式会社テクニカ 代表取締役)
テクニカ創業者。東京工業大学にて機械学習を専攻し、修士課程修了。卒業後は外資系コンサルティングファームにてビジネスコンサルタントとして活躍し、コンテンツマネジメントシステムの導入プロジェクトに従事。その後、AIシステムの設計・開発から導入・運用まで幅広い領域で実績を積む。現在は、企業向けのAIソリューション提供に注力している。
ファシリテーター:
藤本 拓真(株式会社ツリーベル システムサービス事業部 課長)
株式会社ツリーベルは、エンジニアリングサービスや受託開発の経験を活かし、システムの提案から開発・運⽤・保守までシームレスなソリューションを提供するサービスプロバイダーです。今後は、デジタルトランスフォーメーションを促進するためのAIソリューションやクラウドソリューションを提供し新たなビジネスモデルを創出します。
最新技術を知りたい方や、AIの実務展開に課題を感じている企業担当者の方は、ぜひご参加ください。
【株式会社テクニカについて】
株式会社テクニカは、約40名のAIサイエンティストとAIエンジニアを擁し、AI技術に関するコンサルティングからシステム開発までを一貫して提供しています。機械学習や深層学習、生成AIの応用において豊富な実績を持ち、特にAI技術の研究・開発分野では国内外で高い評価を受けています。経営陣はAI技術の研究・開発に加え、そのビジネス応用にも深い知見を有し、企業のAI戦略策定から実装までをリードしています。最先端技術と業務改革の知見を融合し、顧客の持続的な成長を支援しています。
社名:株式会社テクニカ
代表者:代表取締役 栗花落 慧樹
設立:2024年2月
URL:https://technica.ai/
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社テクニカ
Mail:office@technica.jp
今後とも株式会社テクニカおよびAIKNOWにご期待ください。
本リリースはPR TIMESで配信しています。