情報セキュリティが「データは漏れないか」に答えるものだとすれば、AIガバナンスが答えるのは「AIが間違えたり、勝手に判断したり、使ってはいけないデータを使ったりしないか」です。
Technica AIは、生成AIを実際の業務システムに組み込むことを仕事にしています。だからこそ、理念ではなく、開発と運用の現場で実際に守っているルールを公開します。総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン(第1.2版)」の共通の指針に沿って整理しています。
ご同意のない限り、お預かりしたデータをモデルの学習には使用しません。外部の生成AIサービスの学習にも提供しません。
影響の大きい操作には人の承認を必須とし、業務プロセスごとの最終決定者を設計時に決めます。
当社が構築するシステムでは、回答に出典を示し、いつ・どのモデルが・何を参照して出力したのかを記録できるように設計します。
二つは混同されがちですが、確認すべき対象が違います。Technica AIでは、それぞれ別のページで開示しています。
保管場所とクラウドのリージョン、アクセス制御、再委託の範囲、持ち出しの禁止。お預かりした情報が、想定外の場所へ出ていかないための仕組みです。
情報セキュリティ体制を見る学習に使うデータ、モデルの選び方、人が承認する範囲、精度の測り方、根拠の残し方、AI特有の攻撃への備え。AIそのものの振る舞いを管理するための仕組みです。
方針だけでは、お客様のリスク管理部門の確認には足りません。各ルールについて、実務でどう運用し、どの文書をお出しできるかまで記載しています。
お預かりしたデータは、当該案件の目的以外に使用しません。モデルの学習に使う場合は、範囲と期間を明示し、個別に書面でご同意をいただきます。
データ取扱区分表、学習利用に関する覚書、ログ保存仕様
特定のLLMに依存しません。モデルは、セキュリティ要件、精度、応答速度、コストの4点で評価して選定し、選定理由を記録します。
モデル比較表(評価軸・スコア・選定理由)、切り替え可能性に関する構成図
AIは判断を補助します。影響の大きい操作は、人の承認なしに実行させません。
承認フロー図、ツール権限一覧、エスカレーション条件の一覧
導入前に評価します。請負開発では、合意した評価基準を満たすことを検収条件とします。PoCでは、評価基準は達成義務ではなく判断材料として用います。特定の出力そのものは保証しません。
評価計画書、ベンチマーク結果報告書、リグレッションテスト結果
どのモデルが、どの情報を参照して出力したのかを、後から確認できる状態にします。
ログ項目定義書、監査ログのサンプル、保存・削除の運用手順
従来のシステムセキュリティに加えて、プロンプトインジェクションなどAI特有の攻撃を前提に設計します。
AIセキュリティのテスト観点一覧、テスト結果、権限設計書
モデルやプロバイダの変更は、システム変更と同じ手続きで管理します。お客様にお知らせせずに差し替えることはありません。
変更影響評価書、比較評価結果、リリースノート
OpenAI、Anthropic、Googleなどの外部サービスは、条件を確認したうえで、お客様の承認を得て利用します。
利用サービス一覧(用途・送信データ・リージョン・学習利用の有無)
できることだけを並べた開示は、確認する側にとって役に立ちません。Technica AIが引き受けない範囲も、あわせて明示します。
生成AIの出力は確率的であり、特定の出力内容そのものは保証しません。請負開発では、合意した評価基準を満たすことを検収条件とします。PoCでは、評価基準は達成義務ではなく判断材料として用います。
外部の生成AIサービスの内部動作、学習データ、将来の仕様変更を、当社が統制することはできません。できるのは、条件の確認、監視、代替構成のご提示までです。
AIに最終決定を委ねる設計は、原則としてお受けしません。重要な判断には、必ず人の承認を挟む構成をご提案します。
人の評価・選別に直接用いる用途(採用可否の決定など)は、適用範囲を限定することを前提に、個別にご相談のうえ判断します。
貴社のお客様へご説明いただく際に、そのまま引用できるよう具体的に記載しています。
使いません。お預かりしたデータは当該案件の目的以外には使用せず、外部の生成AIサービスの学習にも提供しません。
学習・ファインチューニングに利用する場合は、対象データ、目的、保存期間、削除条件を明示し、個別に書面でご同意をいただいたうえで行います。
案件ごとにデータ取扱区分表を作成し、送信可/マスキングのうえ送信可/送信不可の3区分で定義します。個人情報、機微情報、営業秘密を含むデータは既定で「送信不可」です。
区分はお客様の承認をいただいてから運用を開始します。外部にデータを出せない場合は、オープンウェイトモデルによる閉じた構成を選択できます。
開示します。モデル名とバージョン、選定理由、比較した他のモデルの評価結果をまとめた比較表をご提出します。実行ログにも、どのモデルのどのバージョンが使われたかを記録します。
変わり得るため、モデル・プロンプト・パラメータを構成管理の対象とし、変更前に影響評価を行います。同じ評価セットでリグレッションテストを実施し、劣化がないことを確認してから反映します。
本番への反映はお客様の承認後です。問題があれば元のバージョンへ戻せる構成とします。
業務上の最終決定は人が行う設計を基本としており、その決定の責任はプロセス上の決定者にあります。Technica AIは、請負開発では、合意した評価基準を満たすシステムを提供する責任を負います。PoCでは、評価基準は達成義務ではなく判断材料として用います。
検収の基準、契約不適合責任の範囲は「契約・導入の進め方」に記載しています。
社内ナレッジを参照する機能では、回答に出典(文書名と該当箇所)を添えます。監査ログには、実行日時、利用者、使用モデル、参照した文書、入力と出力、承認者を記録します。
エージェントが複数の手順を実行した場合は、手順とツール呼び出しの履歴も残します。
実行できるツールと操作範囲を事前に列挙し、列挙されていない操作は実行できない許可リスト方式とします。外部送信、金銭の移動、データの削除・更新など影響の大きい操作には、人の承認を必須とします。
外部から取り込む文書やWebページは「信頼できない入力」として扱い、システム指示と分離します。ツールの実行は許可リストで制限し、書き込み系の操作には承認を挟みます。
リリース前に、攻撃的な入力を含むテストケースで検証し、結果をご提出します。
利用者の権限に応じて検索対象の文書を絞る設計とし、権限外の文書が回答に混入しない構成にします。認証は既存の認証基盤と連携し、AI機能側で独自のアカウントを作らないことを基本とします。
可能です。本ページの内容はそのままご提示いただけます。貴社のお客様への説明資料、セキュリティチェックシートへのご回答、個別のご説明にも対応します。