Case Study · 大手電子機器メーカー

競合製品の問い合わせを、販売機会へ変える。

数万点の製品群から、代替候補を短時間で提示。

1万点を超える電子部品を扱う大手メーカーでは、顧客や販売代理店から「現在使っている他社製品を置き換えたい」という問い合わせが継続的に寄せられていました。

競合相当品・代替品に関する問い合わせは全体の13%以上を占め、適切に回答できれば販売へ直結しやすい重要な機会です。一方、候補選定には大量のカタログ確認と専門知識が必要で、回答速度が営業機会を左右していました。

Background

問い合わせへの回答が、そのまま受注機会になる。

顧客が利用中の部品が故障した場合や、新しい装置を設計する場合、競合メーカーの型番を起点に自社の代替品を求められることがあります。

こうした問い合わせは、単なるサポートではなく、競合製品から自社製品へ切り替えてもらう機会です。特に販売代理店からの需要も高く、迅速で信頼できる回答が求められていました。

Challenge

情報はあるが、回答までに時間がかかる。

競合情報はカタログ、PDF、データシート、FAQなどに存在していましたが、製品数が多く、担当者が必要な仕様を探して自社製品と比較するには時間がかかります。

また、代替可能性は型番や名称の類似だけでは判断できません。複数の仕様条件と利用環境を確認し、最終的には技術的な妥当性を人が判断する必要がありました。

さらに、調査結果をナレッジとして蓄積する作業も重く、従来は1件あたり約96分を要し、同じような調査が繰り返されることも課題でした。

Approach

「探す」作業を減らし、人は最終判断へ集中する。

Technicaは、競合製品と自社製品の仕様を比較可能な形へ整理し、競合型番や要求条件から代替候補を自動で絞り込む仕組みを構築しました。

候補ごとに一致点と相違点を示し、担当者は大量の資料を一から探すのではなく、絞り込まれた候補を確認して最終判断できます。

また、過去の比較結果を再利用可能なナレッジとして蓄積し、同じ調査を繰り返さない運用へ移行しました。

Result

問い合わせ対応を、より速く・再利用可能に。

概念実証では4カテゴリ、約1,000製品を対象に異なるメーカー間の製品照合を検証しました。

ナレッジ作成についても生成AIを活用し、従来約90分かかっていた作成プロセスを、ケースに応じて10〜20分程度まで短縮できることを確認しました。

これにより、担当者の役割は「ゼロから候補を探す」ことから、候補の妥当性を確認し、顧客へ素早く回答することへ変わります。

Business Impact

製品検索を、競争力へ。

  • 販売機会を逃しにくくする

    競合製品の問い合わせへ迅速に回答し、自社製品への切り替え機会を高めます。

  • 専門家の時間を有効活用

    調査作業ではなく、技術的な最終判断へ集中できます。

  • 回答品質を標準化

    担当者ごとの経験差を抑え、共通の比較基準で候補を提示できます。

  • 競合情報を資産化

    製品仕様と過去の比較結果を、営業・設計・製品企画でも再利用できます。

Closing

「競合品を調べる」から、
「競合品の問い合わせを、受注へつなげる」へ。

Technicaは、膨大な製品情報の比較を効率化し、回答速度と技術的な信頼性の両方を高めることで、問い合わせを販売機会へ変える仕組みを構築します。

Let's Talk

貴社の課題に近い事例が、
あるかもしれません。

ここに掲載していない事例もあります。
課題の内容をお聞かせいただければ、近い取り組みをご紹介します。