Contract & Process

初回のご相談から運用まで、
どう進むかを先に示します。

AIの案件は、要件が固まりきらないまま始まることが少なくありません。だからこそ、どの段階で何を決め、どこまでを契約に書くのかを、最初に共有しておく必要があります。

このページでは、初回のご相談から運用・保守までの流れと、6つの契約形態の違い、検収・知的財産・変更管理の考え方をまとめています。

01 契約先は日本法人です。

日本のお客様との契約は株式会社Technica AI(東京・神田)と締結いただきます。窓口は、日本法人が日本語で担当します。

02 小さく始めます。

多くの案件はPoCから開始し、効果を確認したうえで本開発へ進みます。本開発に進まないという判断になった場合も、その理由を含めて報告します。

03 個別開発した部分の著作権は、原則としてお客様に譲渡します。

汎用部品・既存製品は除きます。契約形態ごとの扱いは、下記の「6つの契約形態」に記載しています。

Process

ご相談から運用まで、9つのステップ。

案件の規模や契約形態によって、省略するステップや順序が入れ替わるステップもありますが、基本的にはこの流れで進みます。各ステップで何を決め、誰が何を出すのかを先に共有します。

01

ご相談課題と前提の共有

課題、対象業務、時期感をお聞かせください。実現可能性について、その場で分かる範囲をお答えします。

お客様にお願いすること課題、対象業務、時期感
当社が出すもの実現可能性の概略回答
目安期間1〜2回の打合せ
費用無償
02

NDA資料開示の前提づくり

具体的な資料やデータを拝見する前に、秘密保持契約を締結します。貴社の様式をそのままご利用いただけます。

お客様にお願いすることNDA雛形のご提示(貴社様式で可)
当社が出すもの締結対応
目安期間1〜2週間
費用無償
03

要件整理何を解くのかを言語化する

業務資料とサンプルデータを拝見しながら、解くべき課題と、先に決めておくべき論点を洗い出します。

お客様にお願いすること業務資料、サンプルデータ、関係者の時間
当社が出すもの課題整理メモ、検討すべき論点の一覧
目安期間2〜4週間
費用原則無償(規模により準委任)
04

ご提案・お見積り範囲と費用の合意

範囲、体制、期間、費用を提案書にまとめます。見積書には前提条件書を必ず添付します。

お客様にお願いすること評価基準、予算枠、社内手続の確認
当社が出すもの提案書、見積書、前提条件書、概略スケジュール
目安期間1〜3週間
費用無償
05

PoC技術的成立性の検証

実データを使い、合意した検証項目で成立するかどうかを確かめます。結果は達成・未達を問わず報告します。

お客様にお願いすること実データ、評価の判断者
当社が出すものPoC計画書、評価結果報告書、検証用プロトタイプ
目安期間4〜12週間
費用有償(準委任)
06

本番設計業務要件と非機能の確定

業務要件に加え、性能、可用性、セキュリティ、運用の要件を確定し、テスト方針まで決めます。

お客様にお願いすること既存システム情報、運用体制
当社が出すもの要件定義書、基本設計書、テスト方針
目安期間4〜8週間
費用有償
07

開発・構築作る/設定する

定例で進捗と論点を共有しながら進めます。仕様の変更は変更依頼書で受け、影響を評価してから着手します。

お客様にお願いすること定例への参加、質問への回答
当社が出すもの進捗報告、成果物一式、テスト結果
目安期間3〜9か月
費用請負または準委任
08

検収合意した基準での確認

着手前に合意したテスト仕様書と検収基準書に基づいて確認いただきます。検収の段階になってから基準を決めることはしません。

お客様にお願いすること検収期間内の確認と検収書
当社が出すもの検収依頼書、テスト結果、操作手順書
目安期間2週間(標準)
費用—
09

運用・保守使い続けられる状態の維持

問い合わせ対応、障害対応、継続的な改善を担当します。標準のサービスレベルはサービスレベル方針に記載しており、必要な水準は個別に取り決めます。

お客様にお願いすること窓口の指定
当社が出すもの保守・SLA、問い合わせ対応、改善提案
目安期間年単位
費用保守契約

PoCで期待した結果に届かなかった場合も、そのまま報告します。追加のPoCを行うか、条件を変えて再検証するか、本開発へ進まないか。進めないという結論も、PoCの成果です。

要件整理とご提案は、規模が大きい場合に準委任契約(要件定義フェーズ)として切り出すことがあります。その場合は、着手前に範囲と費用をご提示します。

Contract Types

6つの契約形態から選びます。

案件の性質に応じて、製品導入、PoC、請負開発、準委任開発、ラボ型(ODC:オフショア開発センター)、共同研究の6つから選びます。どれが適切かは、初回のご相談の段階でご提案します。PoCは準委任、本開発は請負というように、組み合わせることもあります。

1 / 6
Type 01

製品導入

AIKNOW等のライセンス提供と導入支援

契約主体
株式会社Technica AI(ライセンス契約+必要に応じて導入支援の準委任)
成果物
製品の利用権、初期設定、接続設定、管理者向け手順書
検収
導入完了確認書。合意した環境で所定の機能が動作することを確認します
知的財産
製品の権利はTechnica AIに帰属し、お客様には利用を許諾します。お客様のデータと登録ナレッジはお客様に帰属します
費用モデル
初期費用+月額/年額のサブスクリプション
変更管理
設定変更は保守の範囲。機能追加は個別にお見積りします
保守
サブスクリプションに含みます(サービスレベルは別ページ)
適するケース
標準機能で業務要件を満たせる。短期間で始めたい
Before You Ask

よくある確認事項。

購買・法務・情報システム部門からいただくご質問を、先にまとめています。

契約先はどちらの会社ですか。

日本のお客様との契約は、原則として日本法人の株式会社Technica AI(東京・神田)と締結いただきます。お問い合わせから納品、保守までの窓口も日本法人が担います。

ベトナム拠点が関わる場合、再委託になりますか。

契約主体は株式会社Technica AIで、案件によってはベトナムのTechnica Co., Ltd.のメンバーが従事します。グループ2社以外の企業への再委託は、原則として行っていません。

2社間では、秘密保持について連帯して責任を負う体制としています。お客様の情報は、日本法人と同一の基準で取り扱います。データの保管場所とクラウドのリージョンは案件ごとに取り決め、日本国内リージョンのみでの構成にも対応します。

検収の基準はどう決めますか。

開発着手前に、テスト仕様書と検収基準書を合意します。何をもって合格とするかを、検収の直前ではなく着手前に決めておくためです。

検収期間は、納品日から14日間(暦日)を標準とします。期間内にご通知がない場合は合格とみなす条項を置きます。

契約不適合責任の期間はどのくらいですか。

請負契約では、引渡しから1年以内にご通知いただいた不適合について、無償で修補します。お客様の指示や支給データに起因する場合、および仕様どおりの動作である場合は対象外です。

ソースコードは受け取れますか。

個別開発した部分は、ソースコードを含めて納品します。汎用部品、既存ライブラリ、製品として提供している部分はTechnica AIに権利を留保し、利用を許諾する形になります。どこまでが納品対象かは、契約書の別紙に列挙します。

AIの精度は保証されますか。

特定の出力内容そのものを保証することはしません。生成AIの出力は確率的であり、入力に応じて変動するためです。

そのうえで、合意した評価データと評価基準で検証し、その基準を満たすことを検収の条件とします。基準は、業務で許容できる水準からお客様と一緒に決めます。

学習に使ったデータはどう扱われますか。

お客様からお預かりしたデータは、当該案件の目的以外には使用しません。外部の生成AIサービスの学習には提供しません。外部にデータを出せない環境では、オープンウェイトモデルを用いた閉じた構成にも対応します。詳しくは「情報セキュリティ体制」をご覧ください。

PoCのプロトタイプを、そのまま本番で使えますか。

原則としてそのままは使いません。PoCは成立性の確認を目的としており、性能、可用性、権限管理、運用のしやすさといった非機能要件を作り込んでいないためです。本番では、PoCで得た知見をもとに設計し直します。

既存ベンダーや元請けと並行して進められますか。

可能です。元請けの下で開発を担当する形、既存システムのベンダーと分担する形、いずれも実績があります。着手前に役割分担と窓口を明確にし、指揮命令の所在を書面で整理します。

損害賠償の上限はどうなりますか。

当該契約の対価相当額を上限とするのが基本です。個別の事情に応じて協議します。

与信調査のため、会社情報を提出してもらえますか。

可能です。決算書、登記事項証明書、セキュリティチェックシートへのご回答など、ご要望に応じて提出します。

英語での対応は可能ですか。

日本語・英語とも対応可能です。契約書、議事録、報告書についても、ご希望の言語で作成します。

Estimation

見積りの考え方。

金額そのものより、その金額が何を含み、何を含まないかを明確にすることを重視しています。

前提条件書を必ず添付します。

見積書には、対象範囲、対象外、前提とするデータの品質、お客様側で実施いただく作業、体制、遅延時の扱いを書いた前提条件書を添付します。その金額に何が含まれていないかを、先に明らかにするためです。

概算と確定見積りを分けます。

要件が固まっていない段階では、レンジでの概算をお出しし、根拠となる工数の内訳を示します。確定見積りは、範囲が確定してからお出しします。

変更は必ず書面で受けます。

仕様の変更は変更依頼書(CR)で受け、影響を評価したうえで期間と費用を再合意してから着手します。合意前に作業を進めて、後から請求することはしません。

「一式」で出しません。

工程別・機能別に分解して提示します。どこに工数がかかっているかが分からない見積りは、社内での比較も判断もできないためです。

Let's Talk

どの形態が適切か、
最初のご相談でご提案します。

課題と時期感をお聞かせください。進め方、必要な契約形態、
おおよその費用まで、初回のご相談で無償でお伝えします。

お問い合わせ